harmonia ensemble 花~すべての人に心の花を
○harmonia ensemble 花~すべての人に心の花を
日時 ;平成24年4月30日(月) 15:00
場所 :トッパンホール
演奏 :harmonia ensemble
解説 :花井哲郎
曲目 :
1.オルランド・ディ・ラッソ :「楽しいこだま」
2.ジョスカン・デ・プレ:「喜んでください、キリストの母であるおとめよ」
3.トマス・ルイス・デ・ビクトリア:「恐れるな、マリア」「天の元后」
5.ヤコブス・ファート:「おお、なんと栄光に満ち」
6.クレマン・ジャヌカン:「かわいいニンフ」
7.ギヨーム・コストレー:「恋人よバラを見に行きましょう」
8.クラウディオ・モンテヴェルディ:「わたしは若い娘」
9.ヘンリー・パーセル:「わたしの祈りを聞いてください」
10.小倉朗:「ほたるこい」
11.スティーブン・リーク:「コンダリラ」
12.ロバート・ピアーソル:「花飾りをおき」
13.フランシス・プーランク:「私の魂は悲しみに満ち」
14.ダミアン・モチニク:「キリストがお生まれになった」
15.柴田南雄:「追分節考」
16.三善晃編曲:「ソーラン節」
17.喜納晶吉、信長貴富編曲:「花」
他、スロベニアの曲
感想 :
やっぱり、ハルモニアはいい。 素直な声で訴えかけてくるから聞いていても心地よい。 しかも、指揮者がいないから曲毎に曲想が違うので、次はどういう演奏をしてくれるのかと聞くものをワクワクさせる。 でも一番良いのはとにかく、皆、楽しく歌っているのが良い。 前半はボクの好きなバロック。 花井哲郎氏の話もうまく相まってとても良かった。 この両者はかなりの信頼関係を築いていると感じられた。 個人的な要望として、パーセルで神に訴えかけている「cry」をもっと歌い上げて欲しかった。 後半はヨーロッパ・グランプリ大会に参加した時のレパートリーが中心。 さすがこちらの方が練習しこなれているせいか素晴らしい出来栄え。 コンダリラはもうお手のもので世界中のどの合唱団よりも自信を持って歌っているようだ。 追分節考は深見が出てくると東混に匹敵するような演奏になるのではないかと思う。
今まで素晴らしいと手放しで褒めていたが、2点ほど無い物ねだりの気づいた点がある。 一点目は、声だけを聴いていると素晴らしいのだけど発声、特に呼吸が浅い気がする。 彼らは何れ、声楽を専門、もしくはそれに相当する職業に就くことになるだろうからそのことを考えると発声が浅いのが気になった。 2点目は、曲の終わりや決め所を1本の線で結び昇華するようなハーモニーを追求してほしい。 各パート、音は合っているし声も確かに良いが、最後のハモリが甘い気がする。 もし、縦の線がビシッと決まって昇天するような音が出せたらタリススコラーズにみる観客の誰もが「ゾクッ」とするような演奏が得られるのではないか。 是非、そこを目指してほしいし、そのような団体はハルモニアしか日本にはいないと私は思っている。
それにしても、この合唱団はすきだなあ!

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