鈴木弘尚ピアノリサイタル
○鈴木弘尚ピアノリサイタル 松井クラシックのつどい
日時 :平成21年11月14日(土) 14:00
場所 :松井公民館
曲目 :
ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」
ショパン:3つのエコセーズ
ショパン:3つのマズルカop.59
リスト:ハンガリー狂詩曲第6番
徳山美奈子:ムジカ・ナラ~ピアノのために~
グラナドス:スペイン舞曲集より
武満徹:雨の樹素描Ⅱ
パラキレフ:イスラメイ
アンコール
ラフマニノフ:鐘
久石譲/鈴木弘尚編曲:天空の城ラピュタ
ヒナステラ:ピアノソナタ
感想:
まさに今、第7回浜松国際ピアノコンクールが開催されているが、鈴木さんは第5回コンクール入賞者で、今回もイベントに出演されている(コンクールHPにアクセスすれば彼の演奏が聴けます)。 そんな実力ある彼の演奏を楽しみに足を運ぶ。 ホールは、コンクリート造りになっており、反響板とピアノ位置によってはホールの鳴り方が変わってくる。 しかも彼は、激しく打鍵するため、ピアノとホールとのバランスが非常に難しい。 演奏後、観客からの質問(ピアノとの相性を問われ)に「演奏が下手だと、若手は腕が悪いと言われるが、巨匠ともなるとピアノが悪いと言われる」と謙遜気味に話していたが、彼の腕前からいくと可哀想だったように思える。
「月光」は正直重い演奏だった。 ただ、ホールが冷え切っていて仕方がなかったように思える。 一緒にいた家内が第1楽章で自分が見ている楽譜と違うともぞもぞ言う。 家内の楽譜(音友)はセンプレピアニシモになっていたのだが、彼はフォルテで弾いていた。
「ハンガリー狂詩曲」は彼の打鍵、技巧の良さを十分に引き出せていて良かった。 彼は、後で弾くラフマニノフやヒナステラのような技巧を追求する曲の方が向いている。
以外だったのは、武満を選曲したことだ。 武満は、ボクも大好きな作曲家なんだけど、技巧もさることながら、空間を鳴らす、空間に広がる音魂を微妙に絡ませたり、外したりする色彩が美しい。 彼が武満やジョン・ケージなどを弾けるようになれば、音楽の幅が広がり、もっと素晴らしい演奏家になれると思う。


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