三善晃 合唱音楽の夕べ
日時 :平成20年3月9日(日) 17:00
場所 :杉並公会堂
曲目 :
1)混声合唱のための「地球へのバラード」(1983)より
2)金子みすゞの詩による「五つの詩曲」(1983)より
3)男声合唱とピアノ(四手)のための「遊星ひとつ」(1992)より
4)混声合唱のための「五つの日本民謡」(1974)
5)女声合唱組曲「詩の歌」(1997)より
6)女声合唱のための「悲しみは」(1984)
無伴奏女声合唱のための「かなしみについて」(2004)
7)女声合唱とピアノのための「三つの夜想」(1985)
8)合唱組曲「五つの童画」(1968)より
9)混声合唱と2台のピアノのための「交聲詩 海」(1987)
指揮 :藤井宏樹
合唱 :樹の会
ピアノ:服部真由子、横山 歩、前田勝則、安次嶺景子、金子信子
感想 :
藤井宏樹が振る団体、総称「樹の会」が「三善晃 合唱音楽の夕べ」と題して、三善晃の名曲を取り上げて演奏した。
演奏を幾つか拾い上げてみる。「地球へのバラード」は中期の代表作で、ユースクワイヤが若々しく歌い上げてくれた。今、ボクが日本中の合唱団の中で最も注目しているEnsemble PVDは、「五つの日本民謡」を取り上げた。この曲は簡単のようにみえて本当に難しい。それを20人という人数で見事歌ってくれた。解釈の問題はあろうがこれ以上望むのは難しいのではないか。アンサンブルJURIの「詩の歌」。混声版とは全然違う音使いに驚いた。比較的新しい作品の「悲しみは」「かなしみについて」、中期作品の「三つの夜想」は情感豊かに上品に演奏してくれた。合唱団ゆうかの「五つの童画」は、良かったのだけど以前の凄いゆうかを知っているだけに、ハニカム思いで聞いた。男性陣はほとんど入れ替わってしまったんだね。これも時代の流れか。合同の「交聲詩 海」は後半、鬼才藤井宏樹が荒れ狂い、グイグイ音楽を引っ張った。一人の指揮者の存在がこうも音楽に息を吹き込むことができるのか。アンコールは『唱歌の四季』から「夕焼小焼」。藤井宏樹という指揮者は、作曲者の魂の音に触れることができる希有の指揮者である。いつかは万全な体制で彼の望む演奏を聞いてみたい。
最後に、これだけの曲目をこれだけの水準で演奏できる団体はそうはない。彼らの熱意が伝わってくる良い演奏会だったと思う。欲を言えば、滅多に聞くことができない二台のピアノ版に編曲された「レクイエム」「王孫不帰」「田園に死す」などの三善作品でも大規模な編成を必要とされるものを聞きたかった。
藤井宏樹、樹の会の知名度から言えば、観客の入りは少なかったように思える。何故なのかな、合唱はもうごく限られたマニアの世界なのかな、そんなことを思いながら聞いた。最後に、来場されていた三善先生が立って拍手されていた。
さて初めて行った杉並公会堂は、日本有数の音楽専用ホールで日本フィルハーモニーのフランチャイズ(1190席、シューボックス型)。柔らかい音がするという印象を持った。
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コメント
あのあとの飲み@笑笑
に日曜夜で、宇都宮まで車で帰るのに
アルコール抜きで付き合ってくださって感謝です。
しかしガイアの若者が20人ぐらい聞きに来たのは
すごいです。
あの後合流して、モテまくりましたあ!!
投稿: 蒼惨 | 2008年3月13日 (木) 01時08分
蒼惨さん
月曜日、出社すると休んでも良かった雰囲気。とても残念です。ガイヤにモテまくりの蒼惨。奥方には内緒にしておきますから。じゃあ、今度はGWに。
投稿: 父ちゃんの音楽 | 2008年3月13日 (木) 22時48分