時間が経ってしまったが、先週行ったコンサートの感想を書いてみたい。
日時 :平成21年1月24日(土) 17:00
場所 :トッパンホール
曲目 :
「がちょうおばさんの音楽帳」-マザー・グースによる13の歌-(1988)
「風になりたい」(2006-2007)
「プラテーロとわたし」(1991-1996)
指揮 :藤井宏樹
ピアノ:寺嶋陸也
感想 :
「寺嶋陸也」という名を知ったのは、10年前、ある合宿型委嘱作品を歌う会に参加していた時、知り合いから若手だけど良い作曲家がいるよと紹介された。 存在すら知らなかったボクは、慌てて調べたがその当時、手に入る楽譜も音源も少なかった。 そうして思っているうちに、いつしかあちらこちらで歌われるようになり、NHKの課題曲『風になりたい』で一躍時の人となり、彼を知らない合唱人はいなくなった。 彼の作品は、風のような心地よい綺麗なメロディに歌うもの、聞くものに安らぎを与える。 昨今の宙返りするような音楽に対して、メロディーラインを大切にする優しい音楽で、歌い疲れた者を癒してくれる。 そんなところが歌われる理由だと思う。
演奏は、寺嶋陸也のピアノ、藤井宏樹の深い掘り下げ、そして甘美な歌声のJuriと三者の個性が相まってすばらしいものだった。 特に寺嶋のピアノは、ホールとの相性も良く、また合唱を活かす演奏で感嘆に値した。 瞑想に耽るように醸し出される音楽を聴くと楽しい世界にボクを誘ってくれる。 聴いていて楽しかった。
初めて訪れたトッパンホールは、予想を上回るすばらしいホール。 残響は少なめだが音のクリアは抜群で、いつかピアノリサイタルを聴きに来たい。
最近のコメント