○狂言~万作の会
日時:平成19年2月8日(木)18:30
場所:栃木県総合文化センター
演目:狂言「千鳥」「仁王」
出演:野村万作 野村万之介 野村萬斎 石田幸雄
感想
先月、初めて狂言を見る。しかも野村万作、萬斎の親子競演。
萬斎は、テレビでもおなじみで、愚息は「にほんごであそぼ」を欠かさず見ていたし、「あぐり」のエイスケ役は良かったし、「陰陽師」はまさにはまり役で、エンディングで舞った舞はとても恰好良かった。
さて狂言、一言で言えば面白かった。初めてなので最初に石田さんが、狂言について簡単に説明してくれたのが嬉しかった。実は、オペラと同じでどこで拍手して良いか悩んでいたが、まあ単純に面白ければ拍手すれば良いとのこと。
「千鳥」は、親子競演で楽しめた。太郎冠者(萬斎)が主に酒を求めて来いと酒屋に行くが、酒代がたまっているので売っては貰えない。店主(万作)と太郎冠者とのやり取りが非常に面白く、途中、♪ちーりちりー や ちーりちりー♪とか、お馬が参るとか言い、店主をはぐらかしてどうにかして、酒樽を奪い取ろうとしているが・・・。実に味があって良かった。
「仁王」は、博打ですってんてんになった二人組が、一人が仁王(万之介)、一人が参拝者(石田)になって、他の参拝者からお供えものをせしめるもの。最後はだまし取ったものをすべて取り替えされてしまう。
狂言は、最初はすり足で入ってくるので、正直何が始まるのやらと思うのだが、途中からは爆笑の渦。最後のオチがまた面白い。
狂言は、能とほぼ同じ頃にできたそうで、幽玄の世界から笑いの世界へ導いている。登場人物も能の貴族や歴史上の人物ではなく、太郎冠者みたいな親しみやすいもので一般大衆向き。また足袋が黄色だった。
それにしても、computerで表現できない世界は、実に人間らしく素晴らしい。こういうものにいつも接していたい。
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